Hibiki Kurosawa
冒頭を飾るのは、Hibiki Kurosawaさんによる「ポメラを九年使って、僕が考えたこと」。文章を書く際にポメラを使い続けて来た著者による、道具あるいは道具を使うことについての文章です。 読書スタンスちょっと探る
本を読むことには、スタートと、プロセスと、ゴールと、すべてのものがあります。すべてのものがあるから、本を読むことは、本を読むことでしかありません。一歩ずつ区切りのあることでもあり、ずっと続いていくことでもあります。区切りのあることだと思うのは華麗で、続いていくことだと思うのは可憐です。
世の中には、私の意志とはまるで関係なく、立派な本があります。私は、私の意志とは関係なく、本を読むのかもしれません。大変なことです。
ずっと、勝手な本を選んで、勝手に読んできました。誰のためでもありません。自分のためとも、ましてや思えません。
誰のためでもないし、自分のためとも思えない、ということがあります。そうやって、私は本を読んでいるような感じです。勝手な本を選んで、勝手に読んでいます。
自分が切り離されている感じがあるsta.icon